この記事で分かること
- 生成AIを試しやすい日常業務
- AIへ指示するときの基本形と具体例
- AIに任せず、人が確認すべき場面
01 / GOOD AT
生成AIが向いているのは
「考える・まとめる・文章にする」作業
生成AIは、正解を決める人の代わりではなく、仕事を始めるためのたたき台を作る補助として使いやすい道具です。
文章の下書き・言い換え
伝えたい内容から、メールや案内文の最初の案を作ります。
長文の要約
長い説明やメモから、確認したいポイントを短く整理します。
情報や比較項目の整理
複数の情報を、メリット、注意点、対象者などの観点で並べます。
アイデア・チェック項目
考え始めるための案や、見落とし確認用の項目を出します。
02 / EXAMPLES
仕事でまず試しやすい
7つの活用例
① メール・文章の下書き
取引先へのメールを考えるのに時間がかかる場合は、誰に送るか、目的、入れたい内容、丁寧さを伝えて下書きを作れます。相手の名前、日付、事実関係、失礼な表現がないかを確認してから使います。
② 長い文章を要約する
長いメール、会議資料、規程、説明文、メモを「重要ポイントを3つに整理して」「担当者が確認すべき項目だけまとめて」のように、読む目的と一緒に渡すと整理しやすくなります。
③ アイデア出し
ブログのテーマ、商品名、キャッチコピー、会議の議題、改善案、提案の切り口などを考える材料にできます。AIの案を正解にせず、自分では出なかった選択肢を増やすために使います。
④ 情報整理・比較
複数の選択肢を、メリット、デメリット、費用、対象者、注意点といった項目で表に整理できます。ただし、AIが示した事実、数値、料金、制度などは、公式情報などで確認が必要です。
⑤ 定型文章の作成
商品説明、社内連絡、案内文、FAQ案、手順書、会議案内など、似た文章を毎回ゼロから書いている場合は、テンプレートとAIを組み合わせる方法があります。固定する部分と毎回変える部分を分けると使いやすくなります。
⑥ 会議・打ち合わせ後の整理
メモから「決まったこと」「次にやること」「担当者」「確認事項」を整理できます。録音や議事内容を渡す前に、利用するAIサービスへ機密情報や個人情報を入力してよいか、社内ルールと設定を確認します。
⑦ Excelや表計算の補助
関数の考え方、表の整理方法、データ分類、集計方法を相談できます。生成された関数や式が正しいとは限らないため、少量のテストデータで期待どおり動くかを必ず確認します。
03 / PROMPT BASICS
「AIに何を聞けばいいか分からない」
ときの基本形
AIへの指示は難しい専門用語ではありません。次の4つを伝えると、目的に合う回答を得やすくなります。
- 01
目的
何を作りたいか、何を整理したいか。
- 02
背景
誰が、どんな状況で使うのか。
- 03
条件
相手、文字数、丁寧さ、含めたい内容など。
- 04
出力形式
文章、箇条書き、表など、希望する形。
プロンプト例:お礼メール
プロンプト例:会議メモの整理
プロンプト例:Excel集計の相談
04 / USE WITH CARE
AIが向いていない・
慎重に使うべき場面
正確さが非常に重要
法律、契約、医療、税務、重要な金額などは、AIだけで判断せず専門家や一次情報を確認します。
人が行うべき最終判断
採用、契約、評価など、人や事業に大きな影響がある判断を任せません。
機密情報・個人情報
顧客情報や社外秘情報は、利用環境と社内ルールを確認せず入力しません。
回答を検証できない分野
正しいか自分で判断できない専門分野では、AIを使わない方が安全な場合があります。
ChatGPT、Gemini、Microsoft Copilotなど代表的なサービスがありますが、入力情報の扱いや機能はサービス・契約・設定で異なり、変更されることもあります。利用前に公式情報と組織のルールを確認してください。
05 / CHECKLIST
AIを試せそうな作業は
ありませんか?
- メールや文章を考える時間が長い
- 長い資料を読むことが多い
- 情報整理に時間がかかる
- アイデア出しで止まることがある
- 同じような文章を何度も作っている
- 会議後の整理が面倒
- Excelの関数を毎回調べている
- 最初のたたき台があると仕事が進みやすい
複数当てはまる場合は、AIを試せる作業がないか確認してみる価値があります。該当数だけで導入の必要性を決めるものではありません。
06 / TRY FIRST
AIを使う前に考える順番
- 01
時間がかかる作業を見つける
AIありきではなく、現在困っている作業から考えます。
- 02
文章・整理・要約・アイデアがあるか
AIが補助しやすい部分だけを切り出します。
- 03
機密情報を使わず試す
小さな作業と安全な情報で、結果を確認します。
- 04
人が内容を確認する
事実、表現、数値、相手への影響を確認します。
- 05
本当にラクなら使い続ける
時間、手間、品質を見て、役立つ場合だけ残します。
07 / STEP BY STEP
AI活用は段階的に考える
- 01
AIに相談する
文章、要約、アイデアなどを一度試します。
- 02
日常業務で繰り返し使う
役立った定型文や整理作業で使います。
- 03
指示をテンプレート化する
条件や確認手順を決め、再利用しやすくします。
- 04
必要なら業務の仕組みに組み込む
効果と安全性を確認してから、自動化やWebアプリ連携を検討します。
最初からレベル4を目指す必要はありません。AIを含む日常業務の自動化については、面倒な作業を自動化する具体例でも紹介しています。業務全体の改善方法を探す場合は、業務に合う改善方法の見つけ方も参考にしてください。